C 11 245

鵠沼運動公園(藤沢市)に静態保存されている「C 11 245」の角度です。

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053

 非公式側の水タンク内側から前方を。
斜めに下りて来るのは後退用の@「砂撒き管」。前方に空気圧縮機の台座Aが大きく見えます。その下の湾曲はB「逆転軸」。水タンクの縁に沿って延びるのはC「タイヤ水撒き管」、右下から左上方に向かう管はD「列車暖房管」。

 2006/06/03

054

 「外火室ノド板付近」です。正面に見える弁は「缶水清浄装置」の@第一止弁の筈・・・。下向きの管は「缶水吐出装置」のA配水管、ですかね。判りづらいですが、手前に伸びる棒は「吹き出し弁」のBテコ。
 右斜めに下りるのはC「砂撒き管」。
 どれも台枠内側にあり、外からは見えません。

055

 第3動輪は真上に火室があるため、懸架装置は「下バネ式」です。

056

 灰箱後部。@後風戸作用ハンドルが見えます。大きく見えるのは第3動輪のA制輪子・B制輪子釣とC制動梁。

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 非公式側キャブ下。
まずは判りづらいが、空気圧縮機から@「繰出し管(冷却管)」を経た空気管。太い管はA「連通管(水管)」。「E取水締め切りコック・F水撒き取水管」を通りG「二子三方コック」へ。後ろがH「灰箱散水管」、前が「Dタイヤ水まき管(前方へ)、Bレール水まき管」(内側へ)」。
 非公式側も負けずに賑やかです。
 前方(右側)にはI「(列車)暖房管の弁」も見えます(下写真参照)。真ん中のJ弁(横向き)は注水器への「吸水管」、一番下まで伸びる管は注水器からのK「溢れ管」。

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 その、C「(列車)暖房管」を斜め上から。真上から下りる管には、互い違いに前方・後方へと暖房管が伸びて、真下にはI「弁」も見えます。真横に見える細いのはB「レール水まき管」、斜めに見えるのは空気圧縮機からエアータンクに伸びる@「空気管」。

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 再び公式側第1動輪付近。見えるバネは@「逆転釣合いバネ」、下方に湾曲するのはA「逆転軸」。右にはB「油ポンプの作用棒」も見えます。Cは「列車ブレーキ管」

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 第1〜第2動輪間にはブレーキシリンダーが2基あります。右から来る管はC「(列車)ブレーキ管」、よく見るとブレーキシリンダーへはつながっていません。途中から斜めにチラッと見える管がシリンダーにつながるD「ブレーキシリンダー管」(下写真参照)。

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 そのブレーキシリンダーを上から。確かに「(列車)ブレーキ管」(手前に見える太いの)は前方へ伸びて行っっちゃいます。
 ブレーキシリンダー管は、二つのシリンダーとも、公式側に付いています。

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 第2動輪内側。「外火室ノド板付近」を別角度から(写真054と比べて下さい)。「缶水清浄装置」の@第一止弁と「缶水吐出装置」のA配水管は別物であるのが良く判ります。
 第一止弁から右に出るのは泥溜に行くE「配水管」
 上から下りる管は「砂撒き管(後進用)」。

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 公式側のボイラーと水タンクの隙間。意外と広く、逆転棒や砂撒き管など色んな物があります(首を突っ込めるくらいですから・・・)
 水タンクの支え方って、意外でした。

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 公式側には泥溜があります。蒸気機関車メカニズム図鑑の「缶水清浄装置@」と全く同じですね。泥溜の左にはF「第二止弁」、上にはG「ブロー調整弁」があります。(Eは×配水→◎排水)

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 速度計装置。第3動輪からの速度伝達です。@返りクランク、A回転腕、B第一ギアボックス、C短い回転棒、D第二ギアボックス、E長い回転棒があります。ギアボックスの釣り方が大変ですね。
 太いのは「連通管」。

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 キャブ公式側。塗りなおされてピカピカです。

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 キャブ後方の窓、開閉式です。

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 少々上から。@「石炭水撒き装置」が見えます。運転士側の屋根上にはA「信号炎管」。

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 コールバンカー後面。割れていたライトのガラスも入りましたね。

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 そのライト付近を別角度から。

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 後端梁。

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 (列車)暖房管付近のアップ。

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 最後はデフレクター付近。手すり支えの高さ、太さに注意して下さい。


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Photo by T.Takanashi

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